旅行

アメリカで受け取った郵便を転送するために、USPS Form 1583の公証(Notarize)が必要だったので、対応した記録です。2024年4月に実施した内容です。

米国からの郵便の転送

米国で郵便を受け取りたい時に使うPlanet Expressというサービスがあります。例えばアメリカにしか発送できないような商品を購入した場合に、代理でアメリカで受け取った後日本を含む様々な場所に転送してくれるサービスを提供してくれています。
通常の宅配便であればアカウントを登録しDepositを入金するだけで、基本的には問題なく転送サービスを受けることができますが、郵便や大量の宅配便などを転送する場合にはUSPS Form 1583の公証(Notarize)が必要になるようです。USPS Form 1583自体はPlanet Expressにサインアップした際に発行されるのですが、そのままでは未公証の状態で(通常はそれで問題ないようですが)、場合によっては公証プロセスが必要、ということになっているようです。

具体的な公証方法について

Planet Expressにも説明及びリンクがありますが、公証はオンラインの面談が必要で英語でやり取りが必要です。具体的にはNotaryCamというサービス(機関?)でオンライン面談を行なって、先方とこちらでサインをオンライン上で行なって公証、というプロセスになっています。

必要書類について

公的な書類が2種類必要、となっています。
私は日本発行の運転免許証とパスポートを準備しました。
英語以外の免許証は翻訳も必要、とアップロード後にメールで連絡が来ましたので、自分で免許証の写真を加工して英語版も作成し、追加でアップロードしました。自分で加工したもので問題ないようです。

面談について

英訳した免許証含め必要書類は問題ないということになり、NotaryCamから面談に関するメールが来ます。メール内にリンクが送られてきた後面談になります(本来は自分で面談日程を選ぶようなのですが、上記免許証のやり取りをしていたらリンクをメールでいただいたのでその手段で実施しています)。
面談はWebの独自システムのようなもので行い、やり取りはもちろん英語なのですが、結構色々と質問されます。事前に英語でどのように答えれば良いか準備しておくのが良いと思います。
私の場合は質問としては
・名前、生年月日、住所をパスポートを見せながら伝える
・アメリカのSSNを持っているか → Noで答える
・自分の意思でこれを申し込むか、などYesで答える系の質問
・今までの確認事項について誤りがないかの宣誓(カメラに右の手の平を映して行う)
といった感じでした。
これらが終わると、支払い(25ドル)になりますが、その場で払うか後で払うかを選ぶことができます。私はその場で払いましたが、クレジットカード情報の入力フォームがWeb面談の画面上に出てくるので、そこに通常通り入力して支払いました。先方でもリアルタイムで入力状況等が確認できるようで、カード情報が問題なければプロセスはそれで終了です。クレジットカード情報入力中にも向こう側では何らか作業をしているようでしたので、特に焦らせるようなことはなかったです。
すぐにメールで公証後の書類(サインが入れられているもの)が送られてきます。
これで公証プロセスは完了です。
面談は宣誓などアメリカっぽいプロセスが含まれていますし、普段使わないような単語も含まれていてなかなか難しい印象もありますが、向こうも普段から外国人を相手に対応しているようで、何回か聞き直しても丁寧に対応してくれる印象でした。
NotaryCam自体もメールでの問い合わせに対しても、ほぼリアルタイムに返事があり対応は良かったと思います。

公証後の手続きについて

Planet Expressの場合は、FAQに書かれている通りNotaryCamからPlanet Expressに公証結果が連携されるようなので、特にこちらでやることはありませんでした。もし郵便物の転送がキャンセルされた場合には、NotaryCamで公証済みであることを連絡すれば、きちんとPlanet Express側でアカウントの状況を確認してくれて転送の手続きが進むはずです。

これで郵便物の日本への転送が問題なくできるようになりました。

旅行

2023年の夏、NASAを見学する旅行をしました。

アメリカで見学可能なNASAは2ヶ所あって、Kennedy宇宙センターとJohnson宇宙センター(Space Center Houston)です。いずれもアメリカの南部にありますが、それぞれ離れているので同じ旅程で行くのはちょっと難しい…ですがもちろん不可能ではありません。その記録です。

旅程について

2023年のANA(及びスターアライアンスのUNITED)を使っていますので、以下の旅程で組んでいます。

1日目
・NH102 東京羽田(HND) 10:50 → ワシントンD.C.(IAD) 9:20
・UA2098 ワシントンD.C.(IAD) 12:47 → オーランド(MCO) 15:14

2日目
・Kennedy宇宙センターの見学

3日目
・UA1397 オーランド(MCO) 11:50 → ヒューストン(IAH) 13:33

4日目
・Johnson宇宙センターの見学

5日目〜6日目
・NH113 ヒューストン(IAH) 10:15 → 東京羽田(HND) 15:20(翌日)

NASA以外は脇目も振らず(オーランドはディズニーやユニバーサルスタジオもありますが)、ホントにNASAだけのプランで行きました。

なお、時差ぼけをマシにするためには日本からですと東海岸側から行くのが鉄則ですので、もしチャレンジする場合には逆の旅程は避けた方が良いです。ちなみに上記旅程でもかなり辛かったです…。

2ヶ所のNASAについて

見学可能なNASAは前述の通りKennedy@フロリダ州とJohnson@テキサス州の2つがありますが、大まかには以下のような役割分担になっています。

・Kennedy宇宙センター:ロケットの組み立てや打ち上げ場
  =だたっ広い、田舎
・Johnson宇宙センター:アメリカの宇宙探査の管制、宇宙飛行士の訓練施設
  =広い敷地、ちょっと都会

なんとなくですが、ロケットそのものや打ち上げ等に興味があればKennedy、宇宙兄弟など宇宙飛行士側に興味があればJohnsonかな、と言ったイメージです。どちらも見学コースは充実していますが、Johnsonの方が洗練されている感じでした。ヒューストンが(まぁまぁ)都会というのも影響しているのかも。

Kennedy宇宙センター

Kennedy宇宙センターはオーランドの大西洋岸にあり、オーランド国際空港(MCO)から車で40分ほどの場所にあります。

Kennedy Space Center Visiter Complex

実はオーランドでホテルが多く並んでいるのは、空港を挟んで反対側(ディズニー・ワールドがある側)なので、そのエリアからですと車で1時間程度必要です。
2023年現在はUBERが便利に使えますので、実際には空港→ホテル、ホテル→Kennedy宇宙センターもUBERで済ませました。私が使った時にはホテルからKennedy宇宙センターまではUBERで片道80ドル程度でした。

Kennedy宇宙センターの入り口にあるモニュメント

展示ですが、広大な土地を生かしてロケットの実物がかなり多く展示されています。展示については入り口周辺にある「VISITOR COMPLEX」とツアーバスで行く「APOLLO/SATURN V CENTER」の2つに分かれていてその間の移動は20分程度かかります。ちなみに「KSC Explorer Tour」に参加すると、「VISITOR COMPLEX」から「APOLLO/SATURN V CENTER」までにアポロ計画やスペースシャトルの打ち上げで使った発射台を見学できたりします(所要時間:2時間)。この辺りは公式ページのチケットの案内で確認できますので、予約時に確認することをお勧めします。

それぞれ見所ですが、「VISITOR COMPLEX」はスペースシャトルAtlantisの実機でしょうか。実際に帰還したAtlantisが展示されています。「APOLLO/SATURN V CENTER」はその名の通りでSATURN Vロケットが展示されており、その大きさを実感できます。

KSC Explorer Tourでロケット発射場を見渡して
Visitor Complex内にあるスペースシャトルAtlantis

Johnson宇宙センター

Johnson宇宙センターはヒューストンの中心部から少し南西の郊外にあり、ヒューストンの空港(ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港=IAH)から車でおよそ1時間の場所にあります。空港からだとちょうど中心部を抜けた後の場所です。

Space Center Houston

ヒューストンは全米第4位の都市ということもあり都会で、Johnson宇宙センターはその中心部から車で30分程度で着く場所にあります。

見学できるのは正確には「Space Center Houston」というところですが、Johnson宇宙センターと同じ敷地にあります。展示ですが、基本的に展示物は1ヶ所(メイン)でそこからTram Tourで「Rocket Park」「Mission Control」「Astronaut Training Facility」という3つの施設に行ける、といった感じです。メインにはシャトル輸送機(Boeing 747)に乗ったスペースシャトル(の実物大模型)Independenceがあり、中に入ることができます。Kennedyには本物(Atlantis)があるので若干微妙な感じもしますが、中に入れるのでそれはそれで良いかと。Tram Tourの行き先はそれぞれ
・Rocket Park:Saturn Vロケットなど
・Mission Control:Apollo11号の管制(月への着陸)の様子を再現したアトラクション
・Astronaut Training Facility:宇宙飛行士の訓練施設を上の見学用廊下から見学できる
といった感じのツアーになっています。それぞれ入場後は無料で参加できます。

Space Center Houstonの入り口
入り口から見えるIndependenceとBoeing 747は中から見学可能
「Mission Control」のApollo 11の管制再現アトラクション

まとめ

NASA関連施設で見学可能なKennedy宇宙センターとJohnson宇宙センター、1旅程で行こうとすると最低でも6日間は必要かな、といった感じでした。それぞれ施設は大きく、ほぼ1日中過ごせます。また、(アメリカンですが)お昼ご飯は食べられますので、その辺りも問題ないかと。子供連れだと、やはり時差が厳しいのでその辺りもう少し旅程に余裕があった方が良いかもしれません。

総合すると、それぞれに良いところはありますが
・展示物はKennedyが充実、本物の魅力
・Kennedyはとにかく広い
・Kennedyは不便で行きづらい(オーランドも日本からは遠い)
・Johnsonは分かりやすい展示内容でかつ洗練されている(=Kennedyはプロ志向かも)
・お土産はJohnsonの方がセンスが良い
といった感じでした。

PC

久しぶりにAMDのCPUを使ってPCを作ってみました。AMDのCPUを使うのはThnderbirdのAthron(1.2GHz)時代以来(2001年くらい?)。

 

マシン構成について

ひとつ前に使っていたPCはintelのCorei5 4670KをCPUにしたマシンでした。マザーボードはAsRockのZ87Pro3。AsRock製マザーボードは初めて使いましたが、安定して使用することができたので良いメーカーでした。今でも定番メーカーですしね。

さてWindows11がほぼメインの時代になってきましたが、さすがに第4世代CoreはCPUがサポート外。実用上特に困っていることはなかったのですが、これをきっかけにPCのリプレースを検討しだしました。またintelで作るのもアリですが、コスパが良いと言われているAMDで久々に作るかーという感じ、かつ使えるパーツを使いまわしで…といった感じで。ビデオカードは前回組み立て時から高騰していますし、数年前に秋葉原を席巻した「例のグラボ」こと出力端子のないRADEON RX470を使っていました。

これを無改造で使いまわすためには、グラフィックス機能が内蔵されているCPUを選ぶしか選択肢はないので、Ryzen APUで5600Gに決定、これを軸に以下のような構成で作ってみました。

CPU Ryzen 5600G
Mother Bord ASUS TUF GAMING B550M-PLUS 
Graphics AMD RADEON 470RX (例のグラボ)
Memory Corsair DDR4 (CMK32GX4M2E3200C16)
OS SSD CFD PG3VNF 500GBytes
ストレージ その他HDDいくつかと2.5inchSSD
OS Windows11
ケース Antec Solo (まだ現役)

組み立て後

表の通りの構成で普通に組み立てましたが、特に何のトラブルもなく快適です。
唯一設定に手間取ったのが、Ryzen APUで例のグラボを使えるようにするところでした。

例のグラボを無改造でRyzen 5xxxGと組み合わせて使う

intelのCPU(Haswell以降)だと例のグラボと組み合わせて、映像出力はマザーボード側の端子から出しつつ演算を例のグラボにさせるテクニック(というか設定法ですね)が多数公開されており、私もそれを使っていました。
理論的には、Ryzen APUはグラフィックス機能が搭載されているので、同じことができるのではないか、と考えやってみました。
マザーボードによって設定項目が多少異なると思いますが、ASUSのマザーボードの場合にはUEFI上で以下の設定をすることで、intel CPUで行っていたことをRyzen APUでも実現可能でした。

UEFIのNorthBridge設定の中に設定項目が存在

 

内蔵グラフィックスマルチディスプレイを有効にする

 

プライマリビデオデバイスをPCI Express Videoに変更

この設定でWindows側でアプリごとに使用するグラフィックスカードが選択できるようになりました。

Windowsでの設定画面

 

RADEON RX470が選択可能になる

 

グラフィックス処理の重いアプリを指定し、5600G内蔵の「AMD Radeon(TM) Graphics」から例の「Radeon(TM) RX470 Graphics」に変更すれば設定完了です。

まとめ

無事にRyzen APUでも出力端子のない「例のグラボ」であるRadeon RX470を使用することができました。
しかし、実はRyzen 5xxxGのグラフィックス機能(Cessanneコア)は新しいだけあって、動画エンコードなどはハードウェアエンコードができるためRX470よりも速かったりし、世代の差を感じることもあります。

また、B550チップセットはNVMe SSDのPCI Express x4に対応していますが、Ryzen 5xxxGとの組み合わせではそれができないのが残念…(Ryzen 5xxxXとの組み合わせで可能)。
ということで、次回は出力端子のあるグラフィックカードの追加と、APUでないRyzenへの載せ替え、と続く形になりそうです。。

家電製品

我が家ではテレビがTOSHIBAのRegzaだったこともあり、録画はすべてHDDで賄い、かつ録画データを外に持ち出すことも不要だったので、Bru-ray Discレコーダーは買っておらず、一貫してBru-ray Discプレイヤーを使っていました。

ここしばらくはBru-ray DiscプレイヤーとしてPioneerのBDP-150を使っていましたが、突然前面の表示は出たままで何の操作も受け付けなくなってしまいました。説明書にある、リセットボタンも反応なし…。電源を抜いて挿しなおすと、今度は全面表示も消え何の反応もしなくなってしまいました。

結論としては電源回路部の電解コンデンサの寿命で、分解し電解コンデンサの交換で治りましたが、その内容について。

(注)修理・改造等は自己責任でお願いします。

Pioneer BDP-150について

まずは問題のBru-ray DISCプレイヤーである、PioneerのBDP-150について。2012年発売の、Pioneerの廉価版のBDプレイヤーです。廉価版らしく機能は絞られていますし、インタフェースもかなり限定的。

ただ一つ特徴として、チップの共通化の都合か分かりませんがSACDが再生可能というところがあります。ちなみにこの特徴は前後のモデルとして発売されているBDP-140, BDP-160, BDP-170, BDP-180で受け継がれています。特にBDP-170までは同軸デジタルでSACDの信号を取り出せるらしく、その筋では有名な機種のようです(BDP-180は4K対応の代わり?に同軸デジタル端子は省略されているようです)。

ちなみに2015年のBDP-180を最後にこのラインの廉価版BDプレイヤーはPioneerからは発売されていないようです。

分解と修理について

それでは分解と修理についてです。

まず側面と背面のネジを開けて、カバーを開けます。向かって左側が電源回路、右側にデジタル信号処理部があります。廉価版モデルらしいスカスカぶりが印象的ではありますが…シンプルイズベストということで。

BDP-150
BDP-150のカバーを開けたところ 左側が今回被疑の電源回路部

今回被疑なのは電源回路部ということで、こちらを中心に確認すると…

Capacitor
一番大きい電解コンデンサの頭が膨らんでいる…

膨らみのある電解コンデンサを発見。電解コンデンサの寿命をまずは疑ってみます。

電源回路からの出力コネクタを確認すると、6ピンのコネクタとなっており+5V, +5V, +12V, -24VとGND×2が出力されているようです。まずはテスタで出力を確認…GNDと比較すると+5Vラインは+3V程度しか出ていないようです。

Tester
電圧チェックの様子。

電力不足で動作が途中で止まってしまったのが原因のようです。電解コンデンサが怪しそうなので、まずはそのあたりの交換から実施。10年程度使っているため、電源回路上の電解コンデンサはこれを機会にすべて交換します。交換対象の電解コンデンサは以下の通り。

電圧容量温度個数
16V2200μF105℃1
16V1000μF105℃ 2
16V470μF105℃ 1
250V22μF105℃ 3
35V47μF85℃1
16V10μF85℃1
50V47μF85℃1

膨らみがあった電解コンデンサはリストで一番上の16V 2200μFのもの。回路上16Vのものが集まっている部分に当たり、このあたりの電解コンデンサが問題なのでしょう。使われている電解コンデンサのメーカはZHNとかKSDという名前のところのようです…(中国のメーカ?)。

これら電解コンデンサの交換品を東信工業他きちんとしたメーカ製のもので、共立電子の通販で注文、交換しました(最初は一部85℃品が付いていましたが、すべて105℃品に交換しました)。

交換後の様子

一旦16Vのものが固まっているところのみ交換してみました。交換後に再びテスタで出力を見てみたところ、規定通り+5Vが出力されるようになり、電源ONからDiscの再生まで一連の動作がきちんと行われるようになりました。

old capacitor
今回寿命を迎えたと思われる電解コンデンサ

やはりこの膨らんだ電解コンデンサ周りの寿命が原因だったようです。

ついでに購入したほかの電解コンデンサもすべて交換し修理は完了しました。

まとめ

無事電源回路部の電解コンデンサの交換で順調に動作するようになりました。

この機種は、電源のON/OFFにかかわらず常時電源回路部に電源が流れている仕様のようで、それが電解コンデンサの寿命を早めているのかもしれません。いずれにせよ今回は原因がシンプルだったので、電解コンデンサの交換で修理が済みました。

今回の問題以外にも、このBDP-150はトレー部が動かなくなったりいろいろと問題が出てくる機種ですが、引き続き頑張ってもらおうと思います。

PC家電製品

我が家ではQNAP NASのHDDにREGZAから録画を行っていますが、少し前から若干調子が悪いな、ということで再設定等を行いました。その時にいろいろとトラブりましたので、その解決策等をエントリに入れておきます。

まず、我が家の環境から。
テレビ:TOSHIBA REGZA 37Z7000
NAS:QNAP NAS-TS110 + Seagate ST3000VN000

特に問題なく録画・再生ができていたのですが、途中から調整が悪くなり…。いろいろと確認していたのですが、どうもLAN上からWindows8がいなくなった(=WindowsはすべてWindows10にした)あたりから調子が悪くなったような…ということでそのあたりをベースに解決策を模索。
多分NetBIOSとかそのあたりなのかなー、と推測していました。

結局以下のリンクを参考に作業を実施したところ事象が改善しました。Windows98 ユーザーが QNAP Turbo NAS に接続できるようにするにはどうすればよいですか?

つまり、REGZAは(古いせいもあって)WindowsでいうとWindows98くらいの機能のため、Windows98がQNAP NASに接続するための設定を行えばうまく接続できるようです。

というわけで単なる備忘録ですがお役に立てればと。

 

PC

最近、充電機器のI/FがUSB-CのPower Delivery対応に伴い、携帯電話はもちろん、PCについても充電がだいぶUSB-Cに集約されてきました。そんな状況で、ちょっと前のThinkPadの充電をUSB-Cに対応させるパーツがありましたので購入してみました。

スリムチップ対応のThinkPad

私が使っているThinkPadはX260 (Core i5版)なので、充電ポートはThinkPad独自のもの(黄色い四角いやつ)です。これをLenovoでは『スリムチップ』と称しています。写真でいうと下記のものです。

ThinkPadのスリムチップ

スリムチップは長年ThinkPadで採用されており、普及台数も相当数あるため充電器も比較的いろいろなところで入手できます。Xシリーズでいうと、X270まではこのスリムチップで充電する仕組みだったみたいですね。ということで、ACアダプタの入手しやすさについてはさほど困ることもないのですが、冒頭の通りやはり充電はUSB-Cに統一したいな、と考えだしました。

(私がメインで使っているノートPCとは別に、うちにはMacBook(12inch)やSurfece Laptop 3があり、両方ともUSB-C給電ができてうらやましかった、という点もあり…。)

ThinkPad X260はまだまだ現役で使えそうなものの、さすがに充電のI/Fについては買い替えしか解決法がないのか…と思いだした矢先、実はUSB-Cをスリムチップに変換するケーブルがLenovoの公式サイトで売られていることに気が付きました。製品名は『Lenovo USB Type-C – スリムチップアダプター』
これこそ求めていたもの!!という事で購入、購入後一週間程度で届きました。

↑画像をクリックするとLenovoの製品購入ページにジャンプします。

定価は2,750円、Lenovoの公式サイトはなんらかのプロモーションを実施しているのでそれよりは安い価格で手に入れることができる確率が高いのではないでしょうか。

実際の使用感について

ということで、公式サイトから届いた商品がこちら。

Lenovo USB Type-C – スリムチップアダプター

説明を見てみると、USB-Cの入力側に45WのPower Delivery出力(=20V/2.25A)に対応したUSB-Cの充電器が必要ということでした。せっかくなので、充電器も新規調達することにしました。充電器はスマホの充電等も考えて、まだまだ需要のあるUSB-Aと組み合わせで、かつ45WのPower Delivery出力ができるものでコンパクトなものを探しました。

色々さがしてみた結果、USB-AがありつつUSB-Cポートが2ポートがあり、うち一つが45WのUSB-C出力にも対応している製品という事で調達したのがBaseusというメーカのこちらの充電器↓。

X260付属のACアダプタとの比較

スペックではUSB-Cポートのうち一つが45W出力できるという事でしたが、多ポート併用も試してみましたところきちんと出力できているようで、ThinkPadへも無事に充電できました。

ちなみにこの『USB-C – スリムチップアダプタ』の注意点として接続の際の順番があり、ThinkPadに接続する前にUSB-C側につなぐ必要があります。Power Deliveryでは出力電圧/電流を選択するロジックがあり、そのロジックを有効にした後でThinkPadにつなぐ必要がある、という事だと思います。

また、Power Deliveryに非対応、もしくは45W出力非対応である充電器をつないだ場合にはThinkPadには給電されないようです。このあたり、純正品の安心感があります。

まとめ

購入後、ThinkPad付属のACアダプタを改めて見てみたのですが、出力は20V/2.25Aの45Wということで、今回のPower Deliveryで対応していたものと一致していました。とはいえ、物理的に少し大きさが小さくなり、ついでにスマホやタブレット等も充電できる…ということでかなり利便性が高いのではないでしょうか。また、もっと小さいACアダプタを、という事であれば1ポートで45W出力のものはだいぶ小さいものも出ていますので、そちらを使うという手もあります。

なにより、これでUSB-CでThinkPad X260を充電できるようになりだいぶ満足度が上がりました。まだまだX260で頑張っていけそうです。

PC

PC自作を行なっていると、自然とサブ機が出現してしまいますが、うちのサブ機はマザーボードがP5K-ProのLGA775マシンです。CPUは当時売れ筋だったCore2 Duo E8600。流石にメインを約6年前に譲っていますが、たまたま秋葉原の某店にてLGA775のCPUが安かったので買ってみました。その取り付けについて。

Core2 Duo E8600とCore2 Quad Q9500

Core2 Duo E8600とCore2 Quad Q9500はどちらもIntel製CPUでソケットはLGA775です。いずれも2008~2009年に登場したCPUで、LGA775ではかなり最後のほう。この後はi3/i5/i7の名称に変わり、ソケットもLGA1156→LGA1155→LGA1150になっていきます。

E8600とQ9500で最も異なるのは名前の通りコア数。E8600が2コアに対しQ9500は4コアになっています。動作周波数はE8600の3GHzに対し、Q9500は2.83GHz。動作周波数ではQ9500が劣っているとはいえ、今やマルチコアが普通の時代、パフォーマンスではQ9500が上回っているはず…と考え載せ替えることにしました。なんといっても、未使用状態で2,000円で売られていたので…。

ちなみにLGA775の最高峰PCUはCore2 Quad Q9650で、動作周波数はもとより、L2キャッシュの容量でもQ9500は劣っています。

載せ替え作業

載せ替え作業はいたって簡単。CPUファンの取り外し→CPU取り外し→CPU取り付け→グリス塗布→CPUファン取り付け、で完了です。

今回のマシンはマザーボードがASUSのP5K Proです。

交換前の様子

CPUに付属のIntel製クーラーなので、クーラーの四隅にあるピンを45度回してクーラーを外していきます。

CPUクーラーを取り外したところ

CPUクーラーを外し、横にあるCPUをロックしている部分を外します。

E8400と交換するQ9500

そして交換後のQ9500を慎重に取り付け、ロックします。

Q9500にCPU交換後の様子

この後は、CPUグリスを塗って元のクーラーを取り付けロックし完了です。

元のE8400用のクーラーで良いのか、という部分はありますがメインマシンではなくそんなに長時間負荷がかかるような状態にならないと想定し今回は妥協します。

交換後の感想

まずはデュアルコアからクアッドコアに変更されたことによる安心感がありますね。まぁ今時LGA775のマシンをメインに使う気にならないのが正直なところですが…。

ということで、2,000円程度なら満足度も高く、一応現役復帰くらいはできるのでは?といった感想です。

家関連

我が家の台所にはアンダーシンク型の浄水器が設置されていますが、経年劣化か蛇口を締めても水がポタポタと漏れてくるようになってしまいました。修理をお願いすることも考えたのですが、出張費などもかかることもあり色々と調べていくと、どうもパーツを交換すれば治りそうな感じがしたので自分で好感してみることにしました。

アンダーシンク型浄水器の型番

我が家の台所にあるアンダーシンク型浄水器ですが、もともと三菱レイヨン製のカードリッジがセットされていました。そこで、まず三菱レイヨンのページを確認してみたところ、型番が判明しました。使われていたのは、A101という型番のもの。

型番が分かれば、次はこれに適合する部品を探します。今回交換するのはスピンドルという部品ですので、その型番を上記ページからリンクされているPDFファイルで確認すると、KPS018という番号となります。

スピンドルの購入

スピンドルの型番が分かりましたので、あとは購入して交換です。今回用いるスピンドルは下記のリンクから購入できます。

スピンドルの交換作業

実際の交換作業です。

以下の作業に入る前にきちんと止水栓(もととなる蛇口)を締めておきましょう。締めていないと途中でおそらく水が吹き出ます。

まずネジを外すためにカバーを外します。小さい穴が開いていますが、傷をつけないように注意しながらこじって開けます。

交換前の蛇口
元の状態 よくよく見ると型番であるA101がシールに書いてあります
ネジのカバーを外したところ

出てきたねじを外し、蛇口の部分(つまみ)を外します。

ネジを外し、つまみを外したところ

ネジを外し、つまみの部分を外すとこのようなナットが出てきます。次は根元の側にある六角形になっているところをレンチを使って外します(手前側は水量の調整に使う『蛇口』です)。

このナットがおそらく相当固いので、なめないように注意して外します。

全てを外し終わったところ

このナットがスピンドル本体部分なので、それを外すと下のような状態になります。黒っぽくなっているほうが外したものです。

交換用に購入していたスピンドル(上)と取り外したスピンドル(下)

取り外したパーツと、今回購入したパーツは全く同じものでしたので、逆の手順で組み立てて完成です。戻す際にはつまみの角度の調整など多少手間がありますが、スピンドルにナットを入れる角度などで調整します。

まとめ

今回のパーツであるスピンドル(KPS018)だけですと、だいたい2,000円~3,000円程度で購入可能です。上記の手順でスピンドルを交換することでパーツ代だけで水漏れは解消しました。
工具があれば意外と簡単に作業できますので、アンダーシンク型浄水器の経年劣化による水漏れにお困りでしたらお試しください。

携帯電話

私はNTTドコモでiPhoneを契約していますが、ちょうどオプションとして加入していた機種変更応援プログラムプラスが使えるタイミングになりましたので、iPhone XからiPhone XSへ機種変更してみました。お得かどうかも含め、少し検証してみました。

機種変更応援プログラムプラスとは?

機種変更応援プログラムプラスとは、NTTドコモがiPhone契約者向けに提供しているオプションです(Androidの機種を使っている場合には申し込み不可)。なお、オプションの料金はかからないため、時期によりますがNTTドコモでiPhone (8, 8 Plus, X, XS, XS Max, XR)を購入した場合、ほぼ皆さん加入されているのではないでしょうか?
公式の説明ページはこちら

注:公式HPにも書かれている通り、2019年6月開始の新料金プランでは適用不可となるため、新規受付は2019年5月31日で終了とのことです。なお、それまでに申し込みがされていれば、2019年6月1日以降でも機種変更時にプログラムの権利を行使することは可能とのことです。

詳しくは上記公式HPを見ていただければ良いのですが、このオプションは簡単に言うと次の機種変更の際に、端末回収に応じることで割り引きが受けられるというものです。割引額もiPhone X, XS, XS Maxの場合で最大だと60,000円なのでかなり大きい割引になります。

機種変更からの期間iPhone X, XS, XS Maxの還元金額(円)
13か月目 60,000
14か月目56,000
15か月目 52,000
16か月目 48,000
17か月目 44,000
18か月目 40,000
19か月目 36,000
20か月目 32,000
21か月目 28,000
22か月目 24,000
23か月目 20,000
24か月目 16,000
25か月目12,000

上の表はiPhone X, XS, XS Maxの場合ですが、iPhone 8, 8 Plus, XRの場合には13か月目の40,000円をスタートに1か月ごとにおおよそ2,000円ずつ減額されるような形になっています。

iPhone X→iPhone XSへの機種変更と金額面の考察

私はiPhone Xを使用していましたが、機種変更応援プログラムプラスが翌月から使える期間になる、と2月にメッセージRで通知が来ました。つまり3月に機種変更(とiPhone Xの返却)をすれば60,000円が還元される、という事です。ただし、このプログラムを適用して機種変更するとiPhone X購入時に付いている月々サポート(2,376円)の残り月数分の権利も同時に破棄しなければなりません。つまり、足し引きは以下の通りになります。

  • 得られるもの
    • 新端末(今回はiPhone XS)
    • 60,000円分の還元
    • 月々サポート(iPhone XS (64GB)の場合、2,457円×24か月=58,968円)
  • 失うもの
    • 月々サポートの残りの金額(2,376円×12か月分=28,512円)
    • 使用中の端末(今回はiPhone X (64GB))

まず調べるべきは、失うもののうちの使用中の端末の残存価値です。iPhone X (64GB)の中古買取価格ですが、中古端末の上限で55,000円(4月の価格:イオシスの場合)です。経験上普通に1年間使っている限り、上限価格での買取は極めて困難なので仮に50,000円だとしても機種変更応援プログラムプラスの還元額である60,000円はお得そうです。

次に得られるものと購入金額の差分を考えます。今回購入するのはiPhone XS (64GB)ですので、価格は123,768円(オンラインショップ特別特典適用後)ですが、機種変更応援プログラムプラスによる還元と月々サポート分を引くと実質価格4,800円になります。
これに、今回失うことになる月々サポートの残りの金額を足すと、実質33,312円でiPhone XからiPhone XSへ機種変更できる、という事になります。

13か月目の場合、上記のような計算になりますが、1か月遅くなるごとに機種変更応援プログラムプラスによる還元金額が4,000円ずつマイナスになっていきます。その分旧機種(今回はiPhone X)の月々サポート適用回数は増えていきますが、結局のところ1か月経過ごとに-4,000円+2,376円=-1,624円となりますので、1,624円ずつ価値が減っていくことになります。おそらく一般的なiPhoneの中古買取価格はこのような急激な減少にはならないはずなので、この機種変更応援プログラムプラスはどう考えても13か月目に使うか、使わないのであれば月々サポートがなくなるまで使わないか、の2択になるかと思います。

ドコモオンラインショップで
機種変更応援プログラムプラスを使う

前項の通り機種変更応援プログラムプラスは、13か月目で使うか、月々サポートがなくなるまで使わないかの二択、という結論になりましたが、今回は13か月目でiPhone XからiPhone XSへの機種変更で使うことにしました。

今回の機種変更にあたっての店舗選びですが、ドコモショップは混んでいて手続きに時間もかかるため、ドコモオンラインショップで機種変更することにしました。

ここで一つ注意点があり、ドコモショップ等実店舗で機種変更する場合には機種変更応援プログラムプラスを即時適用(=その場で旧端末は回収される)し、還元額を直接新機種の購入代金に充当することができますが、オンラインショップの場合それができません。
なぜならオンラインショップで機種変更した場合、旧機種の引き取りが後日の送付キットを用いたものになるためで、送付後NTTドコモで異常がないかなどが確認された後、金額相当がdポイントで還元される形になります。
しばらくNTTドコモを使い続ける気であれば、機種変更のデータ移行等の日程にも余裕がある手段ですので、考えようによっては意外とメリットがある手段ではないかと思います。

ドコモオンラインショップで機種変更の手続きをすると、まず新端末が受け取り時の本人確認が必須なゆうパックで送られてきます。
受け取りののち、機種変更のため旧端末から新端末へのデータ移行を行います。

iPhone XとiPhone XS
旧機種:iPhone Xと新機種:iPhone XS

機種変更前後がiPhoneの場合には、PCのiTunesで旧端末のすべてのデータをバックアップし、新端末に復元すれば簡単に機種変更することができます。

次に新端末到着から一週間程度で、旧端末の送付キットが到着します。こちらは本人限定受取郵便(特例型)という種類で届きます。
送付キットの中には申込書等と端末を入れる緩衝材(プチプチ)、そしてレターパックライトの封筒が入っていますので、これに旧端末であるiPhone Xを入れて送り返します。

レターパックライト
NTTドコモへの送付キットはプチプチとレターパックライト

レターパックライトで単にプチプチに包んだ60,000円相当のものを送って平気なのか若干の心配はありますが、NTTドコモの指定ですのでその通り送ります。ちなみにレターパックライトは追跡もできますので、その点は安心です。

追跡画面
レターパックライトの追跡画面(引受局は隠しました)

送付キット同封の説明書には、dポイントの還元時期はNTTドコモ側での検品後翌日、と書かれており、私の場合は上記の通り4月16日にNTTドコモ側に到着後ポイント付与されたのは4月22日でした。時期によって異なると思われますが、だいたい検品には一週間程度必要ということだと思います。

こうして無事、iPhone XからiPhone XSへの機種変更と、機種変更応援プログラムプラスの適用ができました。適用について迷っている方は参考にしてみてください。

PC

Windows10の最新アップデートであるVersion 1809をインストールしたところ、リモートデスクトップがうまくできなくなってしましました。ということで、ちょっとした回避法を紹介。

Windows10(1809)について

Windows10(1809)は2018年11月から提供されている『Windows10 October 2018 Update』というもので、Windowsの機能向上バージョンアップです。リモートデスクトップについても大きな変更があったようで、私の環境ではアップデート後リモートデスクトップが使えなくなってしまいました。

リモートデスクトップが使えない

私の自宅環境ですが複数のWindows PCがあり、リモートデスクトップは主にノートPC(Windows10 Home)からデスクトップPC(Windows10 Pro)に接続して使用していました。今回デスクトップPCとノートPC双方を1809へアップデートしたところ、リモートデスクトップが使えなくなりました。

状況ですが

  • パスワードは認証される
  • 接続は完了しているように見える
  • でも画面は真っ黒のまま…

といったかたちです。

ちなみに使えないのはサーバ/クライアントともに1809の場合であり、クライアント側が1803(もしくはそれ以前のVer.)の場合や、iOS/Androidアプリの場合はサーバ側が1809でも問題なくリモートデスクトップ接続が可能です。

回避策(解決法)

回避策ですが、blog等をあさっていろいろとチャレンジしてみましたが結局もっとも簡単だったのは

ストアアプリのリモートデスクトップをインストールする

というものです。上述のとおり、iOS/Androidアプリであれば問題ないのと同様、Windowsのストアアプリであっても問題は発生しないようです。

これ以前に以下のような方法を試してみましたがうまくいきませんでした。

  • セキュリティ設定を確認する
  • 以前のVer(1803)のリモートデスクトップアプリをコピー&ペーストして実行してみる(mstsc.exe他)
  • レジストリを少し書き換える
  • リモートデスクトップでのUDPを不許可にする

結局、シンプルにストアアプリで解決することにしました。根本的なバグ修正をお願いしたいところですが、ストアアプリを使っても特に困らないのでしばらくはこの方法で使いたいと思います。

以上、同じような問題で困っている方の助けになれば幸いです。

追記

2019年3月のWindows Updateで上記のような事象は解消されたように思います。少なくとも私の環境では何の変更もせず、リモートデスクトップが以前と同様できるようになりました。
ただ、困ったときはアプリ版という選択肢もあるよ、という事でエントリは残しておきます。