最近、充電機器のI/FがUSB-CのPower Delivery対応に伴い、携帯電話はもちろん、PCについても充電がだいぶUSB-Cに集約されてきました。そんな状況で、ちょっと前のThinkPadの充電をUSB-Cに対応させるパーツがありましたので購入してみました。
スリムチップ対応のThinkPad
私が使っているThinkPadはX260 (Core i5版)なので、充電ポートはThinkPad独自のもの(黄色い四角いやつ)です。これをLenovoでは『スリムチップ』と称しています。写真でいうと下記のものです。

スリムチップは長年ThinkPadで採用されており、普及台数も相当数あるため充電器も比較的いろいろなところで入手できます。Xシリーズでいうと、X270まではこのスリムチップで充電する仕組みだったみたいですね。ということで、ACアダプタの入手しやすさについてはさほど困ることもないのですが、冒頭の通りやはり充電はUSB-Cに統一したいな、と考えだしました。
(私がメインで使っているノートPCとは別に、うちにはMacBook(12inch)やSurfece Laptop 3があり、両方ともUSB-C給電ができてうらやましかった、という点もあり…。)
ThinkPad X260はまだまだ現役で使えそうなものの、さすがに充電のI/Fについては買い替えしか解決法がないのか…と思いだした矢先、実はUSB-Cをスリムチップに変換するケーブルがLenovoの公式サイトで売られていることに気が付きました。製品名は『Lenovo USB Type-C – スリムチップアダプター』。
これこそ求めていたもの!!という事で購入、購入後一週間程度で届きました。

↑画像をクリックするとLenovoの製品購入ページにジャンプします。
定価は2,750円、Lenovoの公式サイトはなんらかのプロモーションを実施しているのでそれよりは安い価格で手に入れることができる確率が高いのではないでしょうか。
実際の使用感について
ということで、公式サイトから届いた商品がこちら。

説明を見てみると、USB-Cの入力側に45WのPower Delivery出力(=20V/2.25A)に対応したUSB-Cの充電器が必要ということでした。せっかくなので、充電器も新規調達することにしました。充電器はスマホの充電等も考えて、まだまだ需要のあるUSB-Aと組み合わせで、かつ45WのPower Delivery出力ができるものでコンパクトなものを探しました。
色々さがしてみた結果、USB-AがありつつUSB-Cポートが2ポートがあり、うち一つが45WのUSB-C出力にも対応している製品という事で調達したのがBaseusというメーカのこちらの充電器↓。

スペックではUSB-Cポートのうち一つが45W出力できるという事でしたが、多ポート併用も試してみましたところきちんと出力できているようで、ThinkPadへも無事に充電できました。
ちなみにこの『USB-C – スリムチップアダプタ』の注意点として接続の際の順番があり、ThinkPadに接続する前にUSB-C側につなぐ必要があります。Power Deliveryでは出力電圧/電流を選択するロジックがあり、そのロジックを有効にした後でThinkPadにつなぐ必要がある、という事だと思います。
また、Power Deliveryに非対応、もしくは45W出力非対応である充電器をつないだ場合にはThinkPadには給電されないようです。このあたり、純正品の安心感があります。
まとめ
購入後、ThinkPad付属のACアダプタを改めて見てみたのですが、出力は20V/2.25Aの45Wということで、今回のPower Deliveryで対応していたものと一致していました。とはいえ、物理的に少し大きさが小さくなり、ついでにスマホやタブレット等も充電できる…ということでかなり利便性が高いのではないでしょうか。また、もっと小さいACアダプタを、という事であれば1ポートで45W出力のものはだいぶ小さいものも出ていますので、そちらを使うという手もあります。
なにより、これでUSB-CでThinkPad X260を充電できるようになりだいぶ満足度が上がりました。まだまだX260で頑張っていけそうです。